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第一回スペシャル企画 井之丸泰子インタビュー

井之丸泰子 Yasuko Inomaru
Kakimoto arms Creative Director

日本美容界の最高峰「 JHAJHA(ジャパン・ヘアドレッシング・アワーズ)」のグランプリを3回受賞するなど、常に美容界をリードし続けている実力者、井之丸泰子さん。8月7日(土)に開催される「JUPITER COLLECTION LIVE」に、バックステージのスペシャルゲストとして参加することが決定し、大分に来県されます。しかも一部の出演アーティストのヘアメイクを担当するとか(誰のヘアメイクかは、現時点ではヒミツ)。

「オオイタビューティーWeb」、第一回目のスタイリストインタビューは、その井之丸泰子さんのインタビューというスペシャル企画! とっても素敵な彼女の魅力を紹介しよう。


今は、MIXの時代。自分の中で消化して、
オリジナリティや独自のスタイルを追求していく女性たちが増えるでしょう

現在のお仕事の状況を教えてください。
「ファッションデザイナー・瀬田一郎さんのミラノコレクションなどのヘアメイク、雑誌、 CM、ビューティー業界のショーやセミナー等、サロンのイメージを作るディレクション、もちろん、サロンワークもしています」

世界を舞台に仕事をすることで、どんな刺激を受けますか?
「いろいろな意味でいい刺激になります。そのひとつひとつが、私の経験として蓄積されるわけですから。時代と共に進化し続ける仕事ですが、自分自身の本質は変わりません。ミラノコレクションであれ、サロンワークであれ、スタンスは一緒です」

そのスタンスとは?
「どんな仕事にも全力を注ぐ。それから、人間が存在して初めて成立する仕事なので、その人がさらに輝くような、魅力を引き出すデザインや提案を心がけていることです」

その人のどんなところを見て、魅力を引き出すのですか?
「骨格や髪質などは、もちろん見ますけれど、その人のライフスタイルを総合的に見ることが大切だと思っています。どうありたいのか、どう見られたいのか、自分をどうプロデュースしたいのか。だから、サロンワークでのカウンセリングは、とても重要です。加えてメンタル的なケアの部分も大切ですね」


短い時間で自分のことを伝えるのは難しいですよね。
「そうですね。自分のことって、なかなかわかりづらいですね。でも、こんなイメージになりたいとか、こんなファッションが好きとか、どんどん自分のことをアピールしたほうがいいと思いますよ。サロンに行くときは、できるだけ“いつもの自分でいられる洋服”を選んで いらしたほうがいい と思います」

自分のなりたいイメージを伝え、スタイリストさんの客観的な視点でその部分を引き出してもらう。巡り会いが大切ですね。
「相性もありますけれど、“この人”と思ったら、最低でも3回は続けて通うことをおすすめします。その場限りになってしまうと、データが 不充分だったり 、デザインによっては修正が必要な場合もあります。いいデザインをするためには、やはり健康な髪が必要です」

デザインを考えるときは、どんなことからイメージをふくらませていくのですか?
「花であったり、人であったり。自分の周りで、五感に訴え、感じること、
すべてでしょうか。興味のあることには、向かっていくようにしています。それが、知らぬ間に自分の引き出しに入っているんですね、きっと。リラックスして意識を遊ばせ、そのときにひらめいたことを、言葉や色にして描き留めることもあります」

最近、よく感じることって何かありますか?

「海外で仕事をするようになって、あらためて日本のよさを感じています。言葉や色の持つ繊細さとか情緒だとか。世界に通用するのは、“本物”であるということではないでしょうか。それは、表面的な“和テイスト”というものではなく、日本人が本質的に受け継いでいる“日本のスピリット”。私はこれを大切にしたい。

 今って、文化でもなんでも MIXの時代だと思うんです。だから、ルーツに日本のスピリットを持ちつつ、いろいろなものを吸収して自分の中で消化 していくことで 、それがオリジナリティにつながっていく。美容でもファッションでも音楽でもそう。表面的なマネをしていても、それは本物じゃない。自分自身がもっているアイデンティティをしっかりと確認 できてこそ、本物が追求できるんだと思いますね 」

女性たちも変わってきていますよね。
「自分の“スタイル”を追求する、成熟した女性がますます増えていくでしょうね。ここでいう“スタイル”とは、たとえ 10代の女の子であっても、熟年の女性の方であっても、年齢に関係なく、それぞれが経験してきたものから導き出されてくるものという意味。これは、とても素敵なことですし、楽しみです。だから私も、そんな方たちをリードできるようにと心がけています」

profile
クリエイティブ・ディレクター、ヘアメイク・アーティスト。 1982年、“kakimoto arms”入社。87年より、ヘアメイク・アーティストとして活動を開始。94年、96年、98年、ヘアメイク界のアカデミー賞と呼び名の高いJHA(ジャパン・ヘアドレッシング・アワーズ)を3度受賞、現在審査員。99年、フジテレビ「シザーズリーグ」出演。2000年、ベルリンにて開催されたヘアワールドWELLAステージに出演。2001年、「100秒の奇蹟」(フジTV系4/12~OA)監修・出演。“kakimoto arms”のイメージリーダーでもある。現在 ヘアメイク・アーティストとして、サロンワークのほか雑誌、CM、CDジャケット、ヘアショー、 ファッションショー等、幅広い分野で活躍中。

カキモトアームズ青山店
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